弁理士

弁理士のなり方とは??仕事内容とやりがい、向いている人について

弁理士とは

弁理士とは端的に言うと知的財産の創出や知的財産権の取得、活用をサポートする専門家。

具体的には特許・実用新案・意匠・商標について、特許庁に対する申請・出願などの事柄を代理して行うことができ、特許法等を代表とする「知的財産法」を取り扱う法律家となります。

私たちの身の回りにある製品は多くの知的財産権によって保護されています。発明は特許権、デザインは意匠権、ネーミングは商標権によって保護されます。これらの権利化に法律と専門知識に精通した弁理士が必要となります。

弁理士のメインとなる法律分野は特許法等を代表とする「知的財産法」となります。「知的財産法」の対象は、知的財産などから生み出されるアイデア等であり、取扱いには高度な専門性が求められます。また、産業財産権(特許法、実用新案法、意匠法、商標法)の取得や紛争解決は、高度な技術的、法律的、実務的知識を必要とします。
弁理士は産業財産権の取得や産業財産権の紛争解決をスムーズに行うことができる、唯一の国家資格者となります。

弁理士の目印 弁理士バッジ

弁理士バッジ(記章)は金色で16弁の菊花の中心部に五三桐をあしらったデザインです。 菊花は正義を、桐は国家の繁栄を表しています。
弁理士バッジには二種類あり、交付される時には二種類同時に受け取ることができます。違いは弁理士バッジの大きさで、大きいものと小さいものがあるのです。小さい方は略章と呼ばれ、服に挿すことができ、こちらがメインに使用するバッジとなります。

弁理士になるには?

試験に合格

毎年1回行なわれる弁理士の国家試験に合格し、弁理士登録をする必要があります。学歴や年齢など、受験資格に制限はありません。弁理士試験は5月に1次試験の短答式、7月に2次試験の論文式、10月に3次試験の口述式が行われ、論文式試験は短答式試験に合格した者、口述試験は論文式試験に合格した者に行われす。

試験の合格率は

令和元年の受験志願者数が3,862人に対し最終合格者数は284人、合格率は7~8%、合格者平均受験回数は約4回となり、非常に難易度の高い試験ですが、まだまだ認知度も低いため資格保有者が少ない一方で近年の知的財産権の保護に対するニーズは高くなると予想される資格です。

一定の資格保有による免除制度

一定の資格をもつ人は、弁理士試験を受けなくても、弁理士となる資格を有します。

  • 弁護士法により弁護士の資格を有する者
  • 特許庁において、通算7年以上審判官または審査官として、審判または審査の事務に従事した者

上記該当の方は試験を受けるなくても弁理士としての資格を保有することができます。

弁理士という仕事が向いている人

弁理士は新しい特許や技術に触れることの多い職業です。昨今ではIT技術を活用した様々な技術を生まれています。オンラインでのピアノ教室やSNSの投稿を助言するサービスなど時代時代の新しいビジネスも生まれています。こんなことがビジネスとして成り立つのか??などにどういった形でマネタイズしているのか??などについて調べたことがあるようなビジネススキーム好きにはおすすめの仕事といえるかもしれません。商標や特許の出願という流れにはビジネスの核心について質問が欠かせませんのでそのビジネスについてより深く理解することができるためです。

1社を担当するだけでも複数の同業他社の出願状況などを調べるのでその業種のビジネスへの理解度は幅広くなります。色々な「仕事」そのものに興味があるという方にはおすすめな仕事といえます。

 

新着記事

  1. 都内コワーキングスペースとシェアオフィスについて
  2. 独学で資格取得を目指す
  3. 不動産鑑定士について
  4. 弁理士について
  5. LINEから自動予約管理システムRepitte BEAUTY_ic
PAGE TOP